滅びの鐘と少女の歌

 

 


リーンゴーン リーンゴーン リーンゴーン


時計塔の鐘が街に鳴り響く


時計塔の最上階

一人の少女が佇んでいた


綺麗な灯りが灯る賑やかな街


幸せな人々の頭上で、少女は歌う

 


“一つ 二つ 三つ 鐘が鳴れば みんな消えていく”

“四つ 五つ 六つ 彼女が歌えば 闇が消える”

“七つ 八つ 九つ 私が謳えば 光が消える”

“十 世界が眠りに付けば 全てが終わる”

 


少女は、足場のない、闇の道へ踏み出す

そして少女は最期に、こう呟いた

 


“鐘が鳴り終われば、夢も覚めるでしょう”
“私達が眠れば、全て終わるのです”

“この世界に永遠の安らぎを”

 

世界が終焉を迎えるまで、あと-――――

 

 

 +あとがき+

特に、これと言った意味はありません。
唯、何となくの産物なのでスルーしておkです←

ボカロの『七つの鐘』と『滅びの鍵と子守唄』を聴いてたらピコーンときましたw

歌を歌い、飛び降りた少女自体が“世界”なのかもしれません。
人間の愚かな行いに疲れた少女・・・みたいなw

 

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